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清水に憲法9条をまもる会発足

静政会だより No.49(5) 2006年1月

橋本勝六 2005年11月23日、清水テルサにおいて「清水憲法9条をまもる会」が発足しました。

 昨年は戦後60周年の節目の年ですが、国会においては憲法調査会の報告や、政権与党から憲法改正草案などが示されています。

 本年は通常国会で「国民投票法案」などが論議される予定となっています。日本の繁栄を支え、世界的に注視されている日本国憲法九条は将来にわたって守っていくべき課題と思います。

 代表幹事として橋本勝六市議も加わり地域において積極的な活動を取組んでいく予定です。市民の皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。


清水憲法9条をまもる会

「清水憲法9条をまもる会」設立趣意書


 いま、憲法9条の改悪により平和と民主主義が危機にさらされています。

 第44回衆議院選挙は小泉自公内閣が郵政解散として取組まれ、国民の目をあざむき郵政問題に焦点をあてて選挙戦を展開し、自民・公明が三分の二以上の勢力を確保したことにより、憲法改正論議が急速に進もうとしていることです。しかし、国民は今衆議院選挙で憲法改正や軍隊を認めていくことを容認したわけではありません。

 また、政府は現行憲法のなかでも「防衛計画の大綱jなどを改定して、自衛隊が米軍と共同してアジア太平洋から中東にいたる広大な範囲で共同行動をとり、ミサイル防衛の開発を進め、日本国内の有事法制を固め、自衛隊の海外派兵の恒常立法を準備するに至っています。このような動きに併行して、国会では憲法調査会による憲法改正の最終報告が出され、国民投票法案の準備が進んでいます。

 私たちは、この危険な動きを食い止めるため、全国で憲法9条をまもる会の結成や、静岡県においては「しずおか憲法9条を擁護し実現する会」の結成を踏まえて、清水地域に「清水憲法9条をまもる会」を立ち上げました。

 私たちは、先の戦争の悲惨さを風化させず、憲法9条があったからこそ、今日まで日本の平和と繁栄があったことを確信しつつ、日本が再び戦争への道を歩まないために憲法9条を堅持していくことを訴えます。

 平和は強権的政治や武力では達成できないことが、米国の軍事力による一国主義からも明らかです。ねばり強い外交努力と経済・文化交流など幅広い支援交流からもたらされます。

 また、周辺事態法などから、自治体をはじめ、輸送・港湾・造船・医療・エネルギー・通信・電気などあらゆる分野に対して、米軍と自衛隊の軍事行動への協力と国民保護計画・業務計画が強要され、国家が子供たちに愛国心を持たせるために教育基本法の改悪の動きとなってあらわれています。.

 私たちは、国会における憲法改悪の動きに反対し、とりわけ第9条の堅持を強く求めていくとともに、憲法違反の自衛隊の海外派兵をはじめ、ミサイル防衛による核武装化や宇宙の核兵器利用、過大な軍事力と防衛予算の肥大化を抑えるために「平和基本法Jの制定を求めていきます。核兵器廃絶に向けた国連への呼びかけ、東北アジアの非核化とともに周辺諸国との平和と発展のため平和条約の締結を求めていきます。

 私たちは、憲法9条をまもり憲法を暮らしに活かしていくための活動を、全国の仲間と、静岡県の仲間と、清水地域の仲間と連帯し、幅広く運動の輪を広げ之ていきます。

 清水地域の皆さんとともに平和創造の活動をすすめ、憲法9条をまもるために力強く推進していきましよう。

  2005年11月23日 
         「清水憲法9条をまもる会」結成総会